わかりにくいスポーツバイクのカタログを簡単に見るコツ

スポーツバイクも恋愛も、一目惚れに勝るモノはない。予算が合うなら、惚れたモノを買おう。少々トラブルがあろうが、惚れた弱みで楽しくつきあえるはずだ。

今のスポーツバイクは完成度が高く、 どれを買っても大きな問題を起こすことはない。 実用品としては、どの自転車も十分に完成している。

だいたいにして、確実にいい自転車を買う方法など、あるわけがない。もし、「これは一生モンですから…」なんて言うショップがあったら、すぐに立ち去ったほうがいい。

好みというのは刻々と変わるし、ライディングテクニックも向上する。気に入らない部分が出てきたらセッティングをイジるだけで、走行時の印象を大きく変えられるし、それでも物足りなければパーツを交換すればいいのだ。

しかし、高価な買い物をするときは、まずはカタログやメーカーのウェブを見て検討する人が多いだろう。製品カタログ(ウェブ)というのは、クルマであれDVDプレーヤーであれ、そこに纏わる技術的な詳しい説明や、手にするとどんな生活が送れるのか、そういったことが親切丁寧に書かれている。

消耗品など買わざるを得ないモノは別として、対象が趣味の製品ともなれば、手にしているときは、すでに物欲に侵されているので、眺めているだけでいろんな想像が広がり、これほど楽しいモノもない。

自転車もメジャーブランドは立派なモノが用意されており、ジャイアント、トレック、ブリヂストンあたりのカタログは見やすく、説明も分かりやすい。

だが、小さなブランドはカタログがなかったり、 あったとしてもビックリするほど簡素なモノが多い。 中身も力タカナばかり並んでいて、「だったら、英語で書けばいいじゃないか」と言いたくなる文章も多い。

因ったことに自転車のカタログは往々にしてマニアックで分かりにくい。 ベテランライダーなら、しかるべき情報が読み取れることもあるだろうが、初心者には専門用語が呪文のように羅列してあって、皆目見当が付かないか、説明不足でナニを書いてあるのかチンプンカンプンだろう。

最近はちょっと気の利いたブランドだと、表やレーダーチャートを使ってヒルクライム(登坂性能)に優れているとか、ロングライド用など特徴がグラフ化されているが、ナニを基準にしているのか、またナニと対比しているのか、残念なことにその根拠が示されていない。美辞麗句を並べて、高性能なりのお買い得感を自称する。

広告やカタログというのは、購買欲をそそるために作られているので、それは仕方がない。 中にはそこまで言うか?と頭をかしげたくなるコピーもあるが、カタログというのはお見合いの釣書みたいなものだ。嘘でない限り、百歩譲って、それもありだろう。が、イメージ演出を目的としている限りブログだろうが紹介文だろうが、信用するには値しない。
なので、とりあえずの結論として、カタログで見るべきは数字のみ。スペックには客観的な事実しか書かれていない。 広告