折りたたみ自転車でメンテナンスが必要なポイントを押さえよう

定期的なメンテナンスで新鮮な乗り味を取り戻す
普段使い込んでいるものほど、調子の変化が気づきにくいものです。
いきなりどこかが壊れるような場合なら、わかりやすいのですが。

経年変化で徐々に劣化していくものほど前日との違いが微妙なため、本当なら寿命が尽きていたり、本来の性能を出し切れなくなっていたとしてもわからないことの方がほとんどかもしれません。もちろん、たまにしか乗らないような場合では、なおさら前回乗ったときの調子を記憶している訳ではないので、具合が悪くなっていたとしても「こんなもんか」とヘンな納得の仕方をしてしまうかもしれません。

そこで、重要になってくるのが日々のメンテナンスなのですが、自分でできることには、ある程度限界があります。しかも、下手ないじり方をしてしまうと余計に調子を崩すこともあったりします。そこで、オススメなのが、プロの手による定期的なメンテナンス。

モデルによっては、専用の工具や、特別なツールが必要な部分もあり、それをすべてそろえることは、費用対効果的にもオススメできません。
それならば、数年に一度、徹底的にプロの診断を受けて、メンテナンスを行えば、新車に近い鮮度の高い乗り味を再び手に入れることができるはずです。

折りたたみ自転車は普通の自転車に比べて、可動部分が多いのが特徴。可動部分が多いということは、パーツ点数も多くなり、それぞれを適正に動かし続けるためのメンテナンス箇所も多くなるのが必然。中には専門的拡知識や特別な道具を必要とする部分もあるし、交換が必要かどうかの判断もしなければいけない。もしかしたらパーツも簡単に手に入らないかもしれない……。それならば、徹底的なメンテをプロにお願いしてしまおう!


グリップ
グリップは実は消耗部品。直接手に触れる部分なので、堅きや形状で操作感や疲れがかわってくる。それぞれ好みに合わせてチョイス。

ヘッドまわり
ヘッドのべアリンデをグリスアップするのが基本的なメンテ。当然ハンドルポストやフォークをばらさなければたどりつけません。

フロントユニット
ピポットの動きが渋くなると、サスとしての性能を発揮することができなくなります。プラスティックのカラーなので、定期的に交換。

チェーン
チェーンは時聞が経つと伸びてしまいます。伸びたチェーンはギアの噛み込みが甘くなり、シフトチェンジが渋くなったりします。

ハンドル折りたたみ
しっかりと固定されていないと、最悪の場合走行中にハンドルが倒れてしまうことがあります。これは非常に危険な状態なので、要メンテ。

リアユニット
リアユニットのピボットにはベアリングが内蔵されています。ここの交換には特殊工具が必要となり、個人ではなかなかできない部分。

スピードドライブ
ポタンひとつでギア比を変えることができるスピードドライブのメンテは、年に1度1mlの専用ループを注油するだけでOK!

タイヤ&ホイール
ホイールが振れていたり、チューブが劣化していたり、気がつきにくいトラブルの原因が隠れています。スポーク調整には技術が必要。

プロショップでの点検
①各部をばらしながら見えるところを点検
徹底的なメンテナンスを行うには、ます取り外し可能な部分を外していく作業が必要となります。このときに、インナー&アウターワイヤーやチェーンの伸び具合、ブレーキシューの減り具合など、目に見える各部の様子をチェックしていきます。また、ブレーキレバーやシフターも取り外すので、グリップも外す必要があります。自分でやると苦労する固着したグリップ交換も、プロの手にかかれば、簡単そうに見えます。

②ヘッドまわりをチェック
ヘッドまわりのメンテナンスは、グリスの潤滑効果によって、スムーズなハンドリングを生み出しているので、清掃とグリスアップが基本となります。ヘッドパーツは、色が豊富に用意されているので、好みに合わせて遊べる部分のひとつ。カラーカスタムの定番といえます。
メンテナンスのタイミングで、アップグレードしてみるのもいいかもしれません。

③フロント&リア可動部チェック
フロントは比較的簡単に分解清掃ができますが、カラー部分が樹脂パーツとなるので、定期的に交換する必要があります。また、リアヒンジ部分の分解には、ふたつの専用工具が必要となり、ブロショップでの作業がどうしても必要となってきます。

④ホイール&タイヤチェック
ホイールのメンテでポイントとなるのがホイールの振れ。スポークの張りを定期的に点検し、ゆがみを取る必要があります。スポークの張りの調整には振れ取り台とニッフルまわしと高い技術が必要となります。また、タイヤやチューブも消耗品なので、距離や時間、状態に応じた交換が必須なのです。

⑤スピードドライブ
ボタンひとつでハイ&ローのふたつのギア比を選択できるスピードドライブは、基本的に年に一度、専用のメンテナンスループを1ml 注入するだけで済んでしまいます。このオイルによって、内部の各ギアの動きがスムーズになるのです。高い機能性に対して、タフな構造ということができます。


日常的なメンテナンスをまめにおこなっていても、専用工具を必要とする部分はなかなか手がつけられないものです。だからこそ、プロの手による定期的なフルメンテナンスは必要なものなのです。多数のパーツが組み付けられている自転車は、フレームさえしっかりとしていれば、各パーツを交換することで、再び新車に近い状態に戻ってくれます。

ただ、各パーツの消耗の進行具合は、その人の使い方や保管状態で大きくかわってきます。交換するタイミングがいつなのかという判断を含めて、一度ショップに相談してみるのも、快適な自転車ライフには必要なことなのかもしれません。


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