独創力や創造力がないスポーツ選手は成長しない

他人にはない独創力を身につける
独創力とは何か。辞書的にいえば「自分で新しく考え、つくり出す力」ということになる。 つまり、他の人と同じものを見ていても、他人が見つけられないもの、誰にも見えないものを見る力とでもいえばいいだろうか。

世にある事象を固定観念で見ていても新しい発想は生まれないし、人と同じことをやってもドングリの背くらべで、他をリードすることはできない。固定観念にとらわれず、他人と異なった視点でものごとを見る力を養うには、まずは自らの殻を打ち破らなければならない。 自分の殻を打ち破ってはじめて、独創力が生まれるのだ。

たとえば、リンゴが木から落ちるのを見ても何も感じない人もいるし、地球に引力が存在することを発見する人もいる。他人と違う視点を持っている人であれば、「引力の法則」という新発見にもつながる。

このように他の人たちより一歩抜きん出た独創力を持つことは、ビジネス上で大きな成果をあげることはもちろん、より充実感のある生活を送ることができる。他の人が見ることができなかった点を見抜くことが、ビジネス分野においても成功をもたらしてくれるのだ。

豊富な知識をいかに蓄積していても独創力がなければ、それは単なる「物知り」で終ってしまう。「知識」というものは、持っているだけでは何の役にも立たない。真の知識とは、人と違った視点でものごとをとらえ、蓄積した知識を創造的に活用することなのだ。

一流の大学を卒業して、一流の会社に入社し、定年まで平凡なサラリーマン生活を送る人がいるが、こうした人たちは、おそらく「知識」は蓄積していても「独創力」を身につけられなかった人たちであろう。


独創力を身につけるためのトレーニング
「スポーツは創造力の産物である。だからこそ、プレーする側も、見る側も創造力が刺激されて楽しめるのだ」という言葉を耳にしたことがある。実は、この創造力こそ、スポーツ選手にとっていちばん大切なことでありながら、もっとも欠如している点でもあるのだ。

創造力が欠如してしまう最大の原因は、受け身の姿勢にある。つまり、スポーツをはじめたときから常に指導者から練習内容などを与えられ続けてきているため、与えられることに慣らされてしまっているのだ。

また、指導者たちから、そのスポーツはこのようなものだという固定観念を繰り返し刷り込まれるため、気づいたときはその尺度からしか判断できなくなってしまう。

スポーツの世界で、最近画一的な選手が増えてきているように思えるのは、このあたりに原因があるのではないか。与えられることに慣らされて、選手自らが創造力を使って、新しい何かをつくり出していこうというエネルギーが欠如してしまっているのだ。スポーツに基本は大切だ。しかし、その先は自分がつくり出していくしかない。


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