ロードバイクの乗り方に応じた使用別の7種類を紹介

ツール・ド・フランスなどのロードレースで使用されるロードレーサーを基本として、ロードバイクのバリエーションには長距離ライディングに対応させたランドナー、特定の種目に特化したトライアスロン、タイムトライアル、トラックレーサー、シクロクロスなどが挙げられます。さらに、目的をレースから実用へと変えたフラットロード、コンフォートも合わせて、その違いを解説していきます。

まずは、ロードバイク全般に共通した特徴から代表的なものを紹介しましょう。車体には競技のために必要な最低限の疑問のみを積み、パーツに効率的な構造や軽量かつ剛性に優れる素材を使用することで、極限まで軽量化が図られています。

スーパーマーケットに停めてあるような一般的なシティサイクルと比べると、感動的なまでの軽量さです。また、段差がほとんど現れないロードレースでは耐久性よりも速さが優先されるため、転がり抵抗の低い、極めて細いタイヤが使用されます。現在のタイヤ幅は23mm前後が標準です。フレーム形状は三角形を2つ合わせた菱形のダイヤモンドフレームが一般的となります。

ダイヤモンドフレームは単純さと機能性を両方持ち合わせた非常に合理的な形状で、見た目の美しさも兼ね備えています。国際自転車競技連合(UCI)は、現在ロードレースでのダイヤモンドフレーム以外の使用を認めていません。正にロードバイク最大の特徴であり、アイデンティティも言えるでしょう。

ロードレーサー
上り、下り、激しいアタックなど、レース中あらゆる曲面が想定されるロードレースでは、ポジション自由度の高いドロップハンドルが一般的です。 また軽量化のため、泥よけ、ライト、スタンド等、スピードに関係のないものはことごとく取り外され、現在ではほとんどのものが、10kgを切る軽量な重量で生産されています。タイヤ径は現在700c (約700mm=27~28インチ)が主流、ブレーキには、繊細なスピードコントロールに対応するため、ベーシックなキャリパーブレーキが採用されています. ペダルは、360のペダリングが可能なビンディングペダルを使用するのが一般的です、今もなお、速さと乗り易さを向上させるため、新素材や、工ルゴノミクステザイン(人間工学に基づいた構造)の開発が日夜進められている超高性能自転車です。

トライアスロン
トライアスロンでは、ドラフティング(他選手の後方に着き空気抵抗を減らす技術)が基本的に禁止とされるので、通常より空気抵抗の軽減を意識した構造を持ちます。 ハンドルにはスコットDHパーと呼ばれるものが採用されます、肩をすぼめて腕を水平に保ち、肘はアームレストに載せることで、背中がほぼ水平となる空力姿勢を保つことができます、トライアスロンでは、平坦な道を真っ直ぐ走るためにポジションの自由度はあまり重視されていません. フレームも断面が扁平となるエアロチューブを採用することが多く、空気抵抗に備えています、シート角度はロードレーサーよりも起き気味になり、タイヤ径はやや小さい650cが主流、ダイヤモンドフレームが義務付けられていないトライアスロンでは、 革新的な形状のフレームがしばしば見られるようです。

タイムトライアル
タイムトライアルは、ロードレースのような駆け引きがなく、 単純にスピードのみが求められる競技のため、トライアスロンと同様に空気抵抗の軽減が要求されます タイムトライアルハンドルと呼ばれるハンドルバーは、真横から前方に伸びるペースパーの間にアームレストと突き出したグリップ部が付き、前傾姿勢を保ちます、シートアングルはロードレーサーの75'~7 8'に対し、74~75と若干起き上がり、前傾姿勢を助けます。

トラックピストレーサー
トラック競技用の自転車にはブレーキがありません(従ってそのまま公道は走れません)、 イレギュラーな要素の少ない人工の競技場では、車体を頻繁に制動する必要がないのです、フリーハブが付かず、ペダルと車輪の動きが連動するため、止まるときはペダルに抵抗を与えて、徐々にスピードを下げる方法をとります、また、固定スプロケットのためギアチェンジは行ないません、その分変速機がなくなり、チェーンも短いため、車両の軽量化につながります。
ハンドルはディープドロツプハンドルで、基本的に下ハンドルのみを使用します 最も原始的な構造の自転車と言えるでしょう。

シクロクロス
シクロクロスは、ロードレーサーによって行なわれたオフロードレースが元になっているため、ロードレーサーにMTBの要素を混ぜたような構造を持ちます、タイヤは700c、幅28~34mmが標準. 泥詰まりを防ぐため力ンチブレーキを採用し、リムとの隙間を広く設定しています。 ただし.UClではシクロクロスのタイヤ幅は35mm以下、ディスクブレーキの禁止を定めています、競技の最中、選手が車体を担いで走ることがあるため、 より車体の軽量化が求められます、また、担ぎ易いようにワイヤーがトップチューブの上側を通されているのも特徴のひとつです。

ランドナー
元はフランスのランドネという自転車スポーツに使用された、長距離ライディング向けの疑問を持つ自転車がランドナーです。
雨や夜間でも乗れるように泥よけやライトが付き、 寝袋やテントを積むために車輪の横にはパニアと呼ばれる旅行パッグが搭載されます。ホイールベースは長めの設定で、ハンドル位置も高く、ライディングの快適性を優先. タイヤは6 5 0 c 、幅3 2~44mmと、小さく太くすることで. イレギュラーな路面や荷重に対応していますまた、輸行を容易にする目的や、修理を自分で行なう必要があることから、簡単に車体を分解できる構造をとっています。

フラットロード
走行性能のよいロードバイクに、気軽に使えるフラットバーハンドルが取り付けられた自転車のスタイルです、日本でも、メッセンジャーに使われたことで認知度が上がり、人気が出ました、通勤の足として、コミユーターという名前でも親しまれています。
同じフラットパーで、クロスバイクと呼ばれる自転車がありますが、こちらは街乗り用に作られたロードバイクで、 タイヤやブレーキなどに積極的にMTBの要素が組み込まれています、ただし、どちらも競技用の自転車ではなく、明確な定義はないので、人それぞれの認識によるものが大きいと言えるでしょう。

コンフォート
高い走行性能を持つロードバイク人気の高まりを背景に、街中やツーリングでも気軽に乗れるコンフォートというタイプの自転車が作り出されました、ペダリングの力を吸収するため、 本来ロードバイクには使われないサスペンションも、段差のある道に対応するために多用されます、 サドルもクッション入りで快適なものを採用、泥よけやライトもほとんどに取り付けられます。ホイールベースも長めの設計のため、ランナーに構造が近く、長距離走行にも向いていると言えます、今ではフレームの形状などにも変化が見られ、 独自の進化を遂げているジャンルの自転車です。

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