スポーツバイクのメンテナンスに使用する工具の種類

メンテナンスで使用する工具一般的に使われている工具の中で、ロードバイクメンテナンスに頻繁に使われる工具を紹介する。どんな基準で選べばよいのかを参考にしていただきたい。

プラスは3サイズ、マイナスは2サイズ揃える
ドライバー
サイズがあり#1、#2といった番号が付いていて、ナンバーが小さいと径が細く、先端の肉厚が薄くなっている。
ロードバイクメンテではプラスは#0、#1、#+2の3サイズ、マイナスは#2、#3の 2サイズを揃えておけばよい。

細かいパーツのグリンプに最適
ラジオペンチ
先細りの形状は小さなパーツを握ることができ、しかも奥まった部分に手が届くので便利。写真の物のようにクリップ部分に指先をホールドするためのストッパーがついているものもある。

ボルトの主流はヘックス、精度で選ぶ
ヘックスレンチセット
通称「アーレンキー」や「六角レンチ」と呼ばれる工具。ヘキサゴンボルトの開閉に使用する。4、5、6、8mmを中心に、15~ 10mmの入ったセントが最適。

こだわりの本物には余計なガタはない
プライヤー
主にワイヤーを張ったり、シャフトをつかんで引き抜いたりする使い方をするが、熱いものをつかんだり、針金を折ったり曲げ切ったりもできる。

クリップの長さ、開口部の角度で選ぶ
コンビネーションスパナ(8.9.10mm)
スパナは片目・片回のコンビネーションが使いやすい。8、9、1 0mmがあれはほとんどの作業が可能。ロングネックは使いやすいがトルク管理が必要。

加工後の金属バリはきれいに取り除く
精密ヤスリセット
切断加工した後の金属バリはしっかり取り除かないとフレームに傷をつけたり、手を切ったりする可能性がある。精密ヤスリのセットはひとつ持っておきたい。

アウターワイヤーをつぶさずに切断する
ワイヤーカッター
アウターワイヤーをつぶさずに切断する。アウターワイヤーは切断しづらいパーツだけに1本は持っておきたい。

開口部のカタは厳禁。目盛り付きを選ぶ
モンキーレンチ
自転車のメンテにおいて重宝されるのがモンキーレンチ。開口部にガタがあるものだとボルトを壊してしまうので、作りのしっかりした物を選びたい。


専用工具
自転車専用に作られている工具は数多いが、ここではロードバイクメンテナンスに必要な専用工具の種類と、使いやすさで選んだモデルを紹介する。

切断するわけじゃないけど「カッター」です
チェーンカッター
チェーンのコマ通しをつなぐ「ピン」を入れたり、抜いたりする工具。チェーンの交換をする時や、念入りにメンテナンスする時に必要な工具だ。

カセットスプロケットの交換に
スプロケット回し
カセットスプロケットの交換には、この工具と「ロンクリング外し」、「モンキーレンチ」を使う。

定番PARKT00Lのスポークレンチ
スポークレンチ
ニンプルを回転させる工具。ホイールを組むときはもちろん、振れを取る時もこれを使う。定番はパークツール

クランク外しの達人
コッタレスエキストラクター
従来式のBBシャフトにはテーパーが付いていて、その部分にクランクが差し込まれている。
コッタレス抜きをクランクに固定し、ねじ込めは引き抜ける。

ホールに差し込んでしっかリホールトする
ピンスパナ
カニロレンチと呼ばれる工具。従来型BBの2ホールダストキャンプの取外しや、3ピースクランクのコーンにフィットさせるなど、特定の部分用に作られている。

リニューアルしてさらに使い易くなった
ロックリング抜き工具
カセットを固定するロックリングを外す工具。
シマノはリニューアルしシャフトを装着した。

チェーンリングの交換工具
空転止めスパナ
チェーンリングの5ピンを緩める時、少し緩んでくると5ピンが空転してしまうことがある。
そんな時には裏側をこの空転止めスパナで固定して作業する

専用工具
ここでは、自転車専用に作られている工具の中でも「計測機能」がある工具を集めて紹介する。

―台に1本必需品です
インフレーター
インフレーターは携帯工具の中心的存在。
パンク時やエアー圧が低くなった時の補充に使う。

タイヤのエア圧をチェックする
エアーゲーン
ロードバイクのタイヤの場合、エア圧の変化で走行フィーリングは大きく変わってくる。
エアゲージでしっかりエア圧を管理したい。


携帯工具
自転車で移動している時の微調整やトラブル対処に活躍する携帯工具。自転車通勤や週末のロングライドでは欠かせない。

シンプル・イズ・ベストか何でもアリの多機能がよいのか
自転車に乗る時に持っておきたい工具をひとつにまとめたツール。「これを持っておくだけで小さなトラブルには対処できる」というのが携帯工具に求められていることだが、その小さなトラブルの範囲は人によって異なる。そこで、シンプルな携帯工具でよいのか、多機能携帯工具を持っておくべきかという選択になる。

「4 ・5 ・6 mmの六角レンチとプラスのドライバーがあれば」という人もいれば、「もっと広範囲の六角レンチとチェーンカッターやタイヤレバーまで必要だ」という人もいる。今回の取材では、どの店舗のスタッフも「シンプル派」だった。


購入時のチェックポイント
必要最低限の工具が備えられているか
必要最低限の工具は4・5・6mmの六角レンチとプラスドライバーの4種類。プラスドライバーの代わりにマイナスドライバーを備えているものもある

持ちやすく力を入れやすいか
いくら機能が盛り沢山でも、実際に使う時に使いづらいと意味がない。一般に幅が細くて長さは長い方が使いやすい


工具が使いやすいか
必要以上にレンチが長くて力が伝わらない、短すぎて作業ができないなど。自転車との相性も考慮したい。特に意外に調整することになるサドルの裏での使い勝手は確かめておきたい

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